海苔の約1/3は食物繊維です。
便秘解消に効果的と言われ、血中コレステロール値を低下させ、発がん性物質などを
体外に排出する働きもあり、動脈硬化症・糖尿病・大腸がんなどの成人病予防にも
効果的だと言われています。
海苔には現代人に不足がちなカルシウムやヨードなどのミネラルが豊富に含まれています。
カルシウムは骨を丈夫にするだけでなく、骨粗しょう症予防やイライラを解消するとも言われています。
板のり5枚で牛乳(1本200cc)8本分の鉄分が含まれています。貧血予防の強い味方です。
海苔には12種類のビタミンが含まれています。
育ち盛りの子どもが1日に必要とするビタミンAの量は約500μgと言われており、
板のり2枚でこの量を摂ることが出来ます。
野菜嫌いの子どもにはこれまた強い味方です。
板のり3枚で成人女性が1日に必要なビタミンB1・B2の量が含まれています。
ビタミンB1・B2は糖質を効率よくエネルギーにかえてくれる成分なので、
食欲がない時、疲れている時に摂ると疲労回復に役立ちます。
一般的に、ビタミンCは熱に弱く調理すると栄養素が壊れてしまうと言われていますが、
海苔に含まれるビタミンCは熱に強く、焼いても栄養素が壊れないのが特徴です。
ビタミンCは美白効果があると言われています。海苔は美肌作りにも役立ちます。
海苔はビタミンだけでなく、タウリンやたんぱく質も豊富に含まれています。
タウリンは悪玉コレステロールを減らしたり、動脈硬化・脳疾患・心筋梗塞の予防に効果がある
と言われており、また、強肝作用もあり二日酔い防止にも効果的だと言われています。
肝臓でアルコールを分解する際、たんぱく質を消費します。海苔にはたんぱく質が豊富に含まれており
タウリンとたんぱく質の強力タッグで肝臓の働きを高めることなります。
海苔には注目度の高い栄養素のひとつEPAが豊富に含まれています。
EPA(イコサペンタエン酸)はがん予防に効果的と注目されているβ-カロチンやコレステロール値を
下げる働きがあります。悪玉コレステロールを減らしたり、中性脂肪を減らす効果もあると言われ、
生活習慣病予防に効果的です。
板海苔には日本人が大好きな、グルタミン酸(昆布の旨み成分)・イノシン酸(鰹節の旨み成分)・
グアニル酸(椎茸の旨み成分)が含まれています。
海苔は海と太陽が育ててくれた「日本の味」なのです。
(海苔で健康推進委員会ホームページ参照)
エネルギー (kcal) |
たんぱく質 (g) |
脂質 (g) |
炭水化物 (g) |
食塩相当量 (g) |
|
乾のり | 5.2 | 1.2 | 0.1 | 1.2 | 0.05 |
焼のり | 5.6 | 1.2 | 0.1 | 1.3 | 0.04 |
味付のり | 10.8 | 1.2 | 0.1 | 1.3 | 0.13 |
食物繊維 (g) |
カルシウム (mg) |
カリウム (mg) |
鉄 (mg) |
ビタミンA (μgRE※) |
ビタミンB1 (mg) |
ビタミンB2 (mg) |
ビタミンC (mg) |
|
乾のり | 5.2 | 1.2 | 0.1 | 1.2 | 0.05 | 5.2 | 1.2 | 0.1 |
焼のり | 5.2 | 1.2 | 0.1 | 1.2 | 0.05 | 5.2 | 1.2 | 0.1 |
味付のり | 5.2 | 1.2 | 0.1 | 1.2 | 0.05 | 5.2 | 1.2 | 0.1 |
日本食品標準成分表2010より
※ RE:レチノール当量